介護の仕事でキャリアアップを目指そう

高齢化社会と呼ばれる現代において、介護を必要とする高齢者は今後も増加していくと考えられています。しかし、介護士への需要が高まる一方、多くの介護施設では人材不足に悩まされているのが現状です。

そこで厚生労働省は、介護士がキャリアアップしていくことで賃金・待遇の向上を目指せるようにキャリアパスを導入しました。介護士がキャリアアップしていくために必要となる業務上の経験を、キャリアパスで段階的に得られるように設定されているのです。

では、介護士におけるキャリアパスにはどのような例があるのでしょうか。介護士がまず受講できるのが介護職員初任者研修です。次に介護福祉士実務者研修を受講し3年以上かつ540日以上の実務経験を積むことで、国家資格である介護福祉士の取得が可能になります。

介護福祉士を取得した後のモデルとして、5年以上かつ900日以上の実務経験を積むと目指すことができるケアマネージャーがあります。ケアマネージャーは、要介護者のケアプランの作成などに携わる職務です。

また、介護福祉士の上位資格にあたる認定介護福祉士を目指すというモデルもあります。看護師やリハビリ職などと連携し、介護現場のリーダーとして教育指導に携わることができます。介護福祉士としての実務経験が5年以上あり、指定の養成研修を受講することで取得できる民間資格です。

介護士には、このようなキャリアパスがあります。介護士として働きながらやりがいも感じられるモデルを選び、キャリアアップを目指してみてはいかがでしょうか。

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